代表ブログ
2012.02.06 経営者としての思い
私の失敗(幸せという事) 会社を経営しようと思うと人は、いい仕事を沢山得て、利益を上げたい と思います。
従業員を思うように動かし、安定した生活をし、会社をよ り大きくしたいと思います。
私もそう思いましたし、それが当たり前 だと思い一生懸命努力しました。 でも、それは当り前ではなく、
唯の経営者の欲であり、この考え は会社を滅ぼしかねない、危ない考え方だという事に気付きました。
いろんな失敗を繰り返しながら、何年も何年も考えて、やっと私が 気が付いた簡単な結論、
それは、「人は皆、幸せになりたいんだ」ただそれだけでした。
全ての人の行動は自分が幸せになるために行われるのです。 極端な例で申し訳ありませんが、
泥棒をするのも人を騙すのも殺 人さえもそうなのです。 では、全ての人が幸せになりたくて
一生懸命生きているのに、どうして沢山 の人が幸せを実感できないのでしょうか?
幸せになるための行動、表現の仕方、考え方が間違っていると幸せになれな いのではないのでしょうか?
そう思う様になりました。 分かり易くするためにお金を例にとって説明させて頂くと、ここに3人の人 がいて、
1万円のお金があり、3人で分けるとします。 ここで私が4000円取り、二人が3000円ずつにしたらどうですか?
私は明らかに得をして、その時は幸せを感じるかも知れません。 でも、こんな事はいつまでも続きませんよね。
そして一時的に幸せを感じ る事は出来るかも知れませんが、後の二人は私の事をどう思うでしょう?
尊敬するでしょうか?好意を持つでしょうか? 応援しようと思うでしょうか?
それ以前にあなたは、他の二人にこんな思いをさせて得はしたけど本当に 幸せを感じる事が出来るでしょうか?
それでは、私が3000円で二人が3500円ずつならどうでしょう?
二人に嫌われないと思いますし、好感を持たれるかも知れませんし。少なく とも、この事で敵になる事は無いでしょう。
ほんの少しだけ、遠慮する人生、努力する人生、 それこそが数段実りある、当たり前の人生だと思う様になりました。
人は、自分の力だけで、幸せや目指すものを達成する事は出来ない。 自分の努力は最低限の条件ですが、
沢山の好感、支持、好意に支えられてこ そ事業は成り立ち、プロジェクト・想いも達成出来ると思います。
幸せになりたかったら、一生懸命人を幸せにすれば良い、 お客さんよりも、同業者よりも少しだけ損をすれば
良い そんな風に考えて日々取り組んでいます。